こんにちは。CEOの前元です。

 

どんな会社にもミッション(使命)と、ビジョン(理想)があります。
ENDROLLという会社も同じく、大切にしている言葉があります。

 

では、それらを掲げる意味はどこにあるのでしょうか?
ミッションとビジョンは、メンバーを震わせる言葉であり、顧客を魅了する言葉であり、人を呼び込む言葉であります。

しかし、その言葉と企業の実態に無視することのできない乖離があれば、ミッション・ビジョンは、形骸化するどころか組織の疲弊を招くおそれがあります。

当然ですが、本気で果たそうとするからミッション(使命)であり、本気で叶えようとするからビジョン(理想)なのです。言い換えれば、それらが事業と組織における意思決定に寄与をしないのであれば、意味を為しません。

この記事では、ENDROLLのミッションとビジョンの、策定背景にある想いをお伝えしたく思います。

 

ミッション:Gamify your LIFE|人生の楽しみ方を創る

物語とテクノロジーの力で現実とゲームの境界を紡ぐことで、私たちは“人生の楽しみ方“を創ります。「どうせこんなものか」と受け入れてしまいそうになる、誰かの人生の、その一幕を、ゲームのように、心躍るように。

 

ミッションとは、普遍的に掲げるENDROLLの役割・社会的な使命です。

ENDROLLは、楽しいゲームを創る会社ではありません。誰かの人生の楽しみ方を創る会社であり、そのための手段としてゲームという領域を選択しました。

人が持っている24時間を、どうせならずっと楽しいものにしていきたいのです。仕事は楽しくなくていいとか、努力は苦痛を伴うものだとか、そんな風に受け入れられてしまう時間がまだたくさんあるから、ENDROLLはその瞬間を楽しいものにするために存在します。

 

 

ビジョン:Gameful WORLDs|世界線を選択する時代

この世界のルールは、誰もが楽しんで生きるには、あまりにも画一的なものです。私たちはルールそのものを、ゲームのように拡張し、自分の「楽しい」に従って、個人が”生きる世界線”を選択できる時代を実装します。

 

ビジョンとは、ミッションの遂行の果てにある社会の理想的な状態です。ミッションとは違い、社会の潮流、市場環境の変化によって、変動しうるものだと捉えています。

 

今、ENDROLLの描いているビジョンは、世界線を選択することのできる時代です。インターネットは個人の力を強くし、アップデートされた人の価値観は、あらゆる方面からの個別最適化を目指しています。

「個」が全ての中心にあり、その周辺にあった、経済・社会すらも、個に最適化するための柔軟性を持つべきであると考えています。人によって、楽しんでいきるためのルールが同じなわけがないからです。

だから私たちは、仮想世界のリアリティを極限まで高めることで、生き方そのものを選択できる未来を理想に掲げます。

 

 

ミッション/ビジョンに基づいた意思決定

そして、何よりも大事なのは、MISSONとビジョンを掲げた上で、それをどう経営に適応するかです。
ミッションである「Gamify your LIFE」は、「今」の事業がENDROLLにとって正しいかどうかを判断する基準です。

 

人生の楽しみ方を創れているか、すなわち、弊社の事業があることによって、世界の「楽しい時間」「楽しい人数」「楽しい濃度」の3つの軸がどれくらい動くかを比較して、事業の価値を測ります。

 

例えば、メンバーから、とっても面白そうなゲームの企画が上がってきたとしましょう。
そしてそれはswitch向けの王道RPGタイトルの企画だったとしましょう。どれだけ面白くても、おそらくこの企画はボツになります。
なぜなら、それはENDROLLが制作しなくても、大手のパブリッシャー がすでに担保してくれる楽しさだからです。

そういった検討から、「本来楽しいと思えない時間を対象」にした、生活習慣の改善ゲームを行うのがいいのでは?という議論が生まれます。
ビジョンである「Gameful WORLDs」は、「未来」の事業に向けたENDROLLの資産状況を定義し、判断する基準になります。ARグラスベースのテクノロジーに対する知見、ブロックチェーンのゲームへの応用。今は決して、事業性のあるものではないが、未来の事業を作るために必要となる技術・知見を定義し、それを蓄えるためのR&D事業のあり方を決定しています。

 

 

等身大の理想

テクノロジーは、世界の発展にある種の再現性をもたらしました。今や、未来は予測可能なものになりつつあるのです。

「先にこういう未来があるはずだから」という予測に合わせた合理的なミッションの定義ができる時代だからこそ、僕たちは、自分の内側から、価値観から出てくる”等身大”の想いを掲げたいと思います。そんなエゴが、予測を超えた未来を創るはずだからです。

世界中の人々が、例外なく、自分の好きな生き方を選択しても肯定される未来に向けて、これからもENDROLLは人生の楽しみ方を創り続けます。

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