こんにちは、COOの加藤です。

 

ENDROLLは設立してもうすぐ4年が経ちます。

 

ゲーム制作に関して何も知らない創業メンバーが集まり、自分たちの、そしてこの世界の他の誰かの人生を楽しくするために、と立ち上げた会社ですが、何とかここまでやってくることができました。

 

振り返ると、メンバーを始め多くの方のご支援があって、今があると感じることが本当に多くあります。

 

今回は、創業から現在までの活動を通して、成長したENDROLLの現在地をご紹介させていただきます。

 

この世界から退屈を消し去る会社

創業当時から「ユーザーが主人公になる」ことを通して、退屈な日常を捨てて、ユーザーの人生が楽しくなるような体験を提供したいと考えてきました。

 

ゲームだけが進行するのではなく、キャラクターの成長を通してユーザーの心が動くような体験、ゲームのエンドロールが終わった後に、現実のユーザーにポジティブな変化が起こるような体験を創ろうと試行錯誤を繰り返してきました。

 

それらの経験から、改めて「退屈や辛さを感じてしまう日常のその一瞬を、体験の力で楽しい時間に書き換えたい。」と強く想い、「Gamify your LIFE ~人生の楽しみ方を創ろう~」というミッションに刷新しました。

 

創業当初から使っていたミッションと伝えたいことは変わっていませんが、制作したコンテンツを通して、より率直に想いを伝えられる言葉にできました。

 

3年で10以上のコンテンツ制作で培ったノウハウ

ENDROLLでは、創業から現在までの約3年で、10作品を越えるゲームを制作してきました。

 

創業当初は3名。現在でもたった8名の小規模チームだと考えると、かなりのハイスピードな開発だったと思います。

 

ゲームエンターテインメントにおける新ジャンルの発明を目指し、創業から2020年は検証に全てを捧げていました。

 

検証してきたことの詳細は、ここでは割愛しますが、こちらにまとめているので、ご興味がある方は是非ご覧ください。

 

その集大成として、2020年のガラパゴスの微振動がCEDEC AWARDS2021のゲームデザイン部門で優秀賞を受賞することもできました。

 

ENDROLLの体験作りが一定の評価を得られたことを誇らしく思います。

 

働く場所として楽しい会社

ミッションの「Gamify your LIFE ~人生の楽しみ方を創ろう~」は、コンテンツ制作だけで意識することではありません。

 

人の人生を楽しくしようとするコンテンツを提供する我々自身が、働くことを楽しいと思えないと破綻してしまいます。

 

そこで、創業当初から組織文化には力を入れていますが、3期目の終わりからさらに力をいれてきました。

 

ミッション・ビジョン・バリューを中心に据えるからこそ実現できる性善説的な働き方をすることで、メンバーの幸福度や満足度をあげていけるように挑戦しています。

 

ちなみにENDROLLのメンバーのエンゲージメントや心理的安全性のアンケートをとっているのですが、こちらの数値も高い水準を保てています。

 

未知の領域で試行錯誤できるクリエイター

メンバーは創業メンバー含めてほとんどがゲーム制作の素人の状態からスタートしました。

エンジニア/3Dデザイナー/UIデザイナーを、本職としてやったことがない人さえもいました。

 

たとえ経験があっても、AR×ゲーム×ストーリーのアプリケーション開発やARグラスのアプリケーション開発は、新領域のため、一筋縄ではいかない領域でもあります。

 

そのような中で、実現したい体験を生み出すために、一から勉強をはじめ、四苦八苦しながら制作をして、結果を出してきました。

 

またゲーム開発において専門領域は多岐にわたるため、8名のメンバーは得意とする専門領域が全員異なります。

 

したがって、メンバーが他領域のアウトプットレベルを引き上げることができません。つまり、「自分の限界がこのチームの限界になる」と意識しながらコンテンツ制作を行ってきました。

 

メンバーはかなりタフな経験を乗り越えてきてくれました。しかし、このような経験があるからこそ、新規の領域でもユーザーにとってよい体験を生み出すために、それぞれのクリエイターが自ら頭を使い、アウトプットできる力をつけることができました。

 

これはENDROLLにとって大きな財産となりました。

 

3期目で単年度黒字を達成し、腰を据えたコンテンツ制作が可能に

創業2年目までは、エクイティ(外部株主からの資金調達)でキャッシュフローを回す経営モデルでしたが、AR技術の進歩のスピードや新型コロナウイルスの影響などを鑑みて、2020年から事業で愚直にマネタイズをする方針に切り替えました。

 

細かい数字はお出しできないのですが、その切替の成果もあり、2020年決算は単年度黒字を達成しました。

継続して黒字化を目指す財務モデルで経営しており、2021年は昨年度売上を超える見込みが立っております。

 

今までは低予算・短期開発をチームの底力で成し遂げていましたが、これにより、予算・開発期間を十分に確保して、どっしりと構えてコンテンツ制作を行っていく座組みも作ることが可能になりました。

 

舞台は整った

このようにENDROLLは3.5年の経験を通して、コンテンツのノウハウ・チーム力・クリエイター力・お金が揃ったチームになることができました。

 

多くの失敗もしてきましたが、やっと我々が創りたいコンテンツに力を注げるフェーズまできました。

 

創業4年を前にして、やっとスタート地点に立てただけではありますが、このチームならもっと大きなことができると思える状態であることが本当に誇らしく、うれしくあります。

引き続きENDROLLをよろしくお願い致します。

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