こんにちは、COOの加藤です。

 

体験型ARゲーム「ガラパゴスの微振動」を2020年にリリース致しました。

 

プレスリリース

SNSを賑わせる、誰も見たことのない物語体験。体験型ARゲーム『ガラパゴスの微振動』が11月2日(月)より一般販売開始!!

 

「ガラパゴスの微振動」は、AR(拡張現実)の力を使い、家という現実世界をゲームの世界と繋ぎ合わせ、体験型エンターテインメントの新しい形を定義する試みでした。

 

新型コロナウイルスのためにStay Homeが求められる中、家の中にいることを余儀なくされ、退屈を強いられている人に、ガラパゴスの微振動を通して、主人公になれる体験を届けたいと思い開発に踏み切りました。

 

今回はこの「ガラパゴスの微振動」という作品をご紹介します。

 

世の中の期待を感じたクラウドファンディング

ガラパゴスの微振動を制作するにあたり、クラウドファンディングを実施しました。

ENDROLLとして初めての試みでしたが、予想を大きく上回る結果となりました。

 

当初は150万円の目標でしたが、開始3日でその目標に達成したため、ストレッチゴールを設定しました。

結果、400万円(248%達成)ほどの応援をいただける形となりました。

 

応援していただいた方々のメッセージから、ガラパゴスの微振動のようなAR×謎解きの領域に対しての世の中の期待を感じることができました。

 

プレスリリース

過去編纂ARゲーム『ガラパゴスの微振動』300万円のストレッチゴールを達成!ストレッチゴール達成により特製クリアファイルとPV制作が決定!

実在感を高めるための斬新なゲームシステム

ただのゲーム体験ではなく、このゲームで起こっていることが実際に現実で起こっていることだとユーザーに感じてもらうために工夫を取り入れました。

 

このような実在感を高めるために、脚本家左子光晴さんと、イラストレーター桜田千尋さんにご協力いただき「青春」をテーマに物語とビジュアルを制作しました。

 

また以下のようなトランスメディアストーリーテリングというシステム取り入れました。

 

トランスメディアストーリーテリングはコンテンツの提供手法のひとつで、ある世界観において、その世界観に整合性のある複数の物語を複数のメディアで展開することにより、次第に物語の全貌を明らかにしていく手法をいいます。

(引用:【マーケティング5.0】トランスメディアストーリーテリングとは)

 

ガラパゴスの微振動では、普段からユーザーが使用しているWebアプリやLINEアプリなどを駆使することで、あたかもこの物語が現実で行われているかのような演出をしました。

 

1.自宅に謎の封筒が届き、過去改編を行う”TimeEditor”に任命される

2.専用アプリをダウンロードし、2005年との接続を行う

3.アプリ内の探索や物理メディアを駆使して”パズルではない”謎を解く

4.過去の改編結果を、「現代」のブログで確認

5.謎の組織とLINEで連携して、7日間かけて結末にたどり着く

 

加点法なら1万点!荒削りな意欲作!

このように様々な工夫を凝らしたコンテンツでしたが、SNSには賛否両論がありました。

 

シナリオシーンの構成の稚拙さ、シナリオの展開の荒削りさ、システムエラーなど、ストーリー/デザイン/システムの各分野で未熟な部分が多々ありました。

 

一方で、トランスメディアストーリーテリングなどゲームシステムを面白いと言ってくださった方も多くいらっしゃいました。

 

この作品に様々な期待を込めてSNS上では「加点法なら1万点!荒削りな意欲作!」という声をいただきました。

 

そんな「ガラパゴスの微振動」ですが、なんとCEDEC AWARDS2021「ゲームデザイン部門」で優秀賞を受賞することができました!

これはゲーム会社としての大きな一歩として、大きな自信がついた出来事でもありました。

 

以下、受賞理由です。

〜AR技術を使ったスマホアプリを中心に据えつつも、申込時に送られてくる新聞や写真

、LINE、舞台となる学校のwebサイト、登場人物のBlogなど、さまざまなメディアを組み

合わせて物語体験を成立させる「トランスメディアストーリーテリング」の技法を駆使する

ことで、プレイヤーの日常の延長にあるかのような物語を体験できる。〜

 

このように、ENDROLLが体現したかった現実とゲームの世界を繋ぐ体験を評価していただけたことは大変光栄に思います。

 

いただいたマイナス意見は真摯に受け入れつつも、ENDROLLのコンテンツの在り方の形を見出せたことは誇りに感じています。

 

「Gamify your LIFE ~人生の楽しみ方を創ろう~」を達成するために、引き続きコンテンツ制作をしていきます。

 

ENDROLLの手掛けた他の作品についてご興味を持っていただけた方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。

おくびょうキュリオと孤独な絵描き|「リアルの商業空間」と「バーチャル」の垣根を越えて

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